俳優・山田孝之さんといえば、「世界の中心で、愛をさけぶ」や「電車男」といった話題作で知られるトップ俳優。
しかし近年、彼の新たな一面が注目を集めています。
それは農業への真剣な取り組みです。
一体なぜ山田孝之さんは畑仕事に夢中になっているのでしょうか?
山田孝之が畑仕事?

山田孝之さんは、2021年に「原点回帰」というプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトは、単なる趣味ではなく、生きるためのスキルを学ぶという強い想いから生まれたものです。
山田孝之さんが農業に興味を持ったきっかけは、主に3つありました。
- 1つ目は、子どもの誕生をきっかけに食の安全性について真剣に考えるようになったこと。
- 2つ目は、10代の頃から自給自足の生活に憧れを抱いていたことです。
- 3つ目は、世界情勢の変化や日本の農業の現状を目の当たりにして、危機意識を持ったこと。
山田さんは、「安全な食べ物を作る術を学びたい。人任せより自分で始めた方が楽しい」と語っています。
「息子がピーマンを生で食べるのを見て気づいたんです。今のピーマンは子供でも平気なくらい“苦くない”んだ、と。昔の野菜はもっと青臭くて苦かったはず。本来の味を知りたいし残したいと、本気で思いました」
出展:BRUTUS
山田孝之の農業への取り組み

独自の演技スタイルで観客を魅了する山田孝之さん。
そんな山田さんですが、農業においても独自の手法を取り入れているのでしょうか。
山田孝之さんが実践しているのは、「菌ちゃん農法」と呼ばれる有機農法でした。
特徴としては、無肥料・無農薬の自然農法であること、竹を燃やして作った炭を土に混ぜる土壌改良を行うこと、雑草やススキを大量に投入して糸状菌を育成すること、微生物の力で強い野菜を育てることが挙げられます。
この農法により、虫に食べられない強い野菜が育ち、化学薬品に頼らない農業が実現できるのです。
農業を始めてから、山田さんには大きな変化が現れています。
「最近は日々全てに感謝して生きている」「どんどん考えがシンプルになってきた」と語っており、精神的な充実感を得ていることが伺えます。
山田孝之のスローライフの真相

10代の頃から“自給自足”の生き方が理想だったという山田孝之さんのプロジェクトは、単なる趣味や話題作りではなさそうです。
子どもの未来、日本の食料自給率、そして自分自身の生き方を真剣に考えた結果の行動といえるでしょう。
「生きるために何が必要なんだろうと考えて、余計なものを引いていったら食べ物と雨風をしのぐ場所されあれば、人は生きていけるじゃないか。
だからまずはじめに、食べ物を自分の力でちゃんと作りたいと思った」と語っています。

「原点回帰」というプロジェクト名が示すように、山田さんは現代人が失った「生きる力」を取り戻そうとしています。
自分の手で食べ物を作り、土に触れ、自然のリズムに合わせて生活することで、本来人間が持っていた原始的な営みを実践しているのです。
山田孝之さんが立ち上げたプロジェクト「原点回帰」には、多くのメンバーが参加し現在、「原点回帰」の畑は全国各地に十数か所にも広がっています。
先日パクチーの芽が出たんです。2㎝ほどのちっちゃいのを間引いて口に入れたら、ちゃんとパクチーの味がする。地球と一対一で向き合えている実感がありました。何かのため、人のためじゃなく、ただ生きるために生きている。そう思える瞬間が、畑仕事の喜びですね。
出展:Brutus
まとめ
山田孝之さんの畑仕事は、単なる趣味や話題作りではなく、子どもの未来、日本の食料自給率、そして自分自身の生き方を真剣に考えた結果の行動でした。
「原点回帰」プロジェクトを通じて、全国各地に畑を広げ、菌ちゃん農法を実践しています。
山田さんの目指す未来は、自分の手で食べ物を作り、土に触れ、自然のリズムに合わせて生活することで、本来人間が持っていた原始的な営みを実践ことです。
ますます目が離せない山田孝之さんのご活躍をこれからも応援していきましょう。
それではありがとうございました。

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